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Marrakech-1

12月17日から4泊5日でモロッコへ行ってきました。
最初の2泊はマラケシュ、その後エッサウィラという西のビーチへ。最後にマラケシュでもう一泊。

初めてのアフリカ大陸!! といっても、スペインとはお隣の国ですけどね^^
そして初めてのアラブ圏。
ワクワクドキドキでした。

冬はヨーロッパのほとんどが寒いので、どうしても南の方向に目が向いてしまいます。

モロッコでは砂漠のラクダツアーとか、フェズの街観光とか、魅力的なものがたくさんあるのですが、私たちはあんまりアクティブに動くタチではないので、マラケシュメインでのんびりすることにしました。

空港に着くとさっそく強い日差し。
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この日宿泊するリアド(昔の邸宅を改装してホテルに変えたもの)に、空港まで迎えを頼んでおきました。
旅行経験のある友人によると、メディナ(旧市街)の中は道が入り組んでいて、タクシーが入れる場所は限られてしまい、タクシーを降りた後は地図にも載っていない小道を自力で行かなくてはならず、見つけるのはかなり難しい、とのことでした。
道は狭いし、目印もないし、やはり頼んでよかったと思いました。

パティオ(中庭・・・ここはプールのようになっていましたが)があり、吹き抜けになっている典型的な作りです。
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お部屋も清潔です。
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外の日が当たるところは暑いのに、日陰はひんやりしていて部屋の中は寒いくらいです。
暖房がついていました。

到着したのがお昼過ぎだったので、チェックインの際、ここのレストランで昼食はどう?と勧められたので、じゃあせっかくなので、、と街へ繰り出す前に腹ごしらえすることにしました。

レストランは1階(ちょっと暗め)か屋上にあるとのことだったので、迷わず屋上へ。
眺めがすばらしく、遠くに雪のかかったアトラス山脈も見えました。
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一時間後くらいにはできる、と言われたのですが、1時間以上たってもちっとも来ない。
さすがに午後4時(スペイン時間の5時)ともなるとお腹がくっつきそう。。^^;

忘れてるんじゃないかと心配になって途中夫が様子を見に行きましたが、確かにキッチンで料理しているようだとのこと。

待つしかない。。

やっと来た時には喜びいっぱいの笑顔だったと思います^^

モロッコと言えばやはりタジン鍋。
と言っても私はタジン鍋のことをよく知らず、野菜やお肉を蒸して食べるのだと思っていました。
もちろんそういう食べ方もあるのですが、多くは煮込みでした。
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そしてここで頂いたこのタジンはこの旅行で最高においしい味でした。感激しました!!
(空腹というスパイスがかなり効いたのかもしれませんが。。)


お腹が満たされ幸せな気分になって、メディナの中心地「フナ広場」へ。
帰り道で迷わないようにと道を曲がるときはよく見て覚えるようにしました。

フナ広場到着。
夕暮れ時とあって、屋台がたくさん出始めていました。
広場の周りにある建物の屋上カフェから広場を眺めることに。
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ここでは早速ミントティーをいただきました。(写真は撮り忘れたみたいです。。)
フレッシュミントの葉をたっぷり入れて、お砂糖もたくさん入った甘いお茶。いつでもどこでも飲まれています。
ちょっと甘すぎる時が多いのだけど、ミントがスッキリしているのでとってもおいしい!

向こうに見えるのは「クトゥビア」と呼ばれるミナレット(塔)。マラケシュのシンボルで高さ77m。
一日に何度も時間がくるとお祈りの声が流れていました。


夜になりました。大変活気があります。
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山際もきれいです。
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まだお腹もすいていなかったので、繁華街を歩いてみました。
人懐っこいモロッコ人はすぐすり寄ってきて勧誘してきます。
日本語で話しかけてくるので、なかなか無視できないんですよね。。^^;

それがどうも慣れなくて(結局最後まで慣れなかったのですが)、本当は品物を見たいのに興味ないふりをして通り過ぎてばかりいました。
買い物をするにも必ず値段交渉しないといけなくて、それが面倒で。

ただ、翌日は一日フリーでまだ予定がなく、何かいいツアーでもないかなぁと考えていたので、道端でその勧誘をされた時にはつい真面目に聞いてしまいました。
となると向こうは「捕まえた魚は逃がさない」とばかりに、建物の奥の方へどんどん私たちを連れて行き(どこまで行くのか若干不安でしたが)、それなりのオフィスにたどり着きました。そのオフィス内には英語を上手に話すおじいさんが居て、説明するのはその人の役割のようです。(呼び込みする人と説明する人の役割分担がされている)

その間、呼び込みする人同士の間で「俺の客だ!」ともめていたようです。。^^;

ツアーの内容は充実していて、いくつか選択肢がありました。
私たちにぴったりのツアーが安い値段であったので、参加することにしました。

その場でお金を払ったので、翌日本当にちゃんと連れて行ってもらえるのか心配でしたが、「明日の朝、彼が待ち合わせ場所で待ってるから」と紹介してくれ、翌朝も全く問題なしでした。

一仕事(?)終えて、ここはやっぱりビール!
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アラブ圏なので、お酒を飲める場所はかなり限られます。それに一杯あたりの値段が高い。
ま、それは仕方ないことですね。

夕食はフナ広場に戻って、屋台で軽めに。
というつつ、お肉がこんなに。。(二人分です)
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さて、帰りますか。
で、途中まで順調に歩いていたのですが、どうもそれらしき建物が見えてこない。

時間的には結構歩いたので、これはどこかで間違えたみたい。その時に引き返せばよかったのですが、近くで警備をしていた警察の人に道を聞いて、言われた道(知らない道)からホテルを目指そうとしました。

途中別の人にも聞いて、確かに近くにはいるようなのだけど、どうしてもわからない。

すると、若い男の子(15歳くらい)が近寄ってきて、英語で「僕はその場所がわかるからついておいで」と言ってきました。

「来た来た。。」
と思いました。

こういうのも友人から聞いていたので、特に驚きもせず、最後にチップをあげればいいことだし、それでホテルの場所がわかるのならそれはいいことだ、と思って、付いていくことにしました。

早足でどんどん先を行くので付いていくのに必死。途中かなりディープな感じの、庶民的であんまりきれいとは言い難い場所をグングン進んで行きます。そこは彼の地元らしく、彼を慕う小さな子供たちが途中からたくさん付いてきてしまいました。

友人から、途中子供たちがどんどん増えてチップを欲しがる、ということも聞いていたので、「あ~やっぱり。。」と困りました。

子どもたちのことは厄介だなぁと思いつつも、もはや今どこを歩いているのかさっぱりわからないし、今となっては少年を頼るしかなくて、とりあえずは一生懸命彼に付いていきました。

ところが、、

アレっ!?

何故か見覚えのある景色が現れました。


なんと、最初に彼が話しかけてきた場所へ戻ってきてしまったのです。


私はそこでブチ切れました。
「アンタ、結局知らないんでしょ!?」
「もういいっ、タクシーに乗るからっ」と彼を振り切ろうとしました。

さっさと歩きだしたら、後ろから子どもたちが怒ったのか、石を投げてきて、それが私の背中に当たったのです。
当たった場所が頭じゃなくてよかったけど、ショックだったなぁ~。。。><


ちょうどタイミングよくタクシーが来たので、乗ろうとすると、彼まで一緒に乗り込もうとするではありませんか。

たぶんチップを貰いたかったんでしょうが、冗談じゃありませんっ。
必死に彼を追い払って、タクシーを発車させました。

乗ってみるとほんのすぐ先の小さな角を曲がると、ホテル近くの道が出てきました。
こんな近くまで自力で来ていたのに、グルグル歩かされて時間もかかって、嫌な思いまでして。。

あ~疲れたぁ。。。


こんな感じでいろんな経験をした初日が終わりました。

by miepoohsuke2 | 2013-03-17 06:55 | 旅行(Travel)